色々あって買ってみた、
シャープ測距モジュール GP2Y0A710K
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-03157/
5.5mまで測れる距離センサー。
アナログ出力タイプらしい。つまり距離によって電圧が変化するとの事。
■概要
・レンズ面、汚れないように注意。汚れても拭くだけで洗わないでね。光学系が狂うと性能が変化するかも
・センサーはLED発光して反射を測定するするので、カバーかぶせる場合光を通すように気をつけること。(λ=780[nm]とあるので赤外線ぽい)
・太陽やランプの光は直接あたると影響出る事があるよ
・鏡面反射物は測定できない場合あるよ
・反射物の材質・色によっては正確にはかれないかも。途中で材質・色が変わる境界があってもだめかも。
・電源安定のため10[μF]以上のパスコン入れると良いよ(ACアダプターの場合かしら?)
■動作電源電圧
Vcc 4.5~5.5 [V]
要は5Vで動くので、乾電池だと微妙(3本で4.5Vギリ、4本だと6Vになる)で、
モバブー等のUSBの5Vが便利ですねパターン。
■電気光学的特性
消費電流 MAX 50 [mA]
測距範囲 100~550 [cm]
出力電圧特性
100cmで2.5Vくらい
そこから200cmにすると0.7倍くらいに減るよ
100cm-200cmは精度高いけど200-550は電圧変化が少ないみたい。(つまり遠くなるほど精度悪い)
■タイミングチャート
電源入れたら動き出す。
16.5[ms]単位で測定して、出力Voの電圧が変わるよ
最初の1回は不定だから信用しないでね。
■その他の図
図をよーく見ると、コネクタのところに右側が1pinと小さく書いてあります。
付属のケーブルをさすと・・・
1:赤 GND(電源:マイナス)
2:青 Vcc(電源:プラス)
3:黒 Vcc(電源:プラス)
4:白 Vo (データ出力)
5:黄 GND(電源:マイナス)
※複数あるVccとGNDはどれか繋がってれば大丈夫なので必要なのは3本だけ
秋月電子のありもののケーブルなんだろうけど、赤GNDで黒VCCはひどい(–;
素人にはおすすめ出来ない。さすが秋月電子。
■出力特性図
距離の変化に対して、出力電圧変化が線形ではない。
例えば、2mと3mの間は大きく電圧が変わるが、4mと5mではちょっとしか変わらない。
■実験してみる
アナログで出るのでセンサーモジュール単体にテスター当てただけ。
(ブレッドボードのマイコンは関係ない作りかけのMIDIのやつ・・・)
室内で実験。メジャーでセンサーからの距離をはかって、人が立つ。
測定距離は3M,2M,1Mの3種類。(部屋が狭かった)
テスターはDC10V設定なので、赤い最大10Vのメモリを見る。
2Vくらい
2.2Vくらい
3Vくらい
ペラ紙情報と電圧は少し違う(電源電圧・温度・物体距離がアバウトなので誤差範囲内と考えれば良いかと)けど、距離と電圧変化は概ね想定通りのデータになったよ。
2メートル⇒3メートルで0.2V変化なので、4メートル⇒5メートルとか、5メートル⇒5.5メートルとかすごい細かいことになりそうな予感。
これマイコンでAD変換して、どれだけの解像度で読み取れるかなぁ・・・