初めてLTE端末を触ったので、色々試してみよう!と思ったものの…
考えてみると「速度が速い!」以外通常の端末とあまり違いがない。
LTEについて悩んだ結果、思いついたのは
①掴んでるネットワークが違うだろう
②ベアラがPS(パケット)のみ
という程度でした(^^;
TelephonyManager.getNetworkType()の情報を観察する。
まず①。
手持ちのXperia系で確認すると8(NETWORK_TYPE_HSDPA)を返してくる。
エリアの問題や、何らかの端末の状態でHSDPAが使えないときは、3(NETWORK_TYPE_UMTS)。
Galaxy S2LTEでは、13(NETWORK_TYPE_LTE)が返ってきた。なるほどこれがLTEか。
次に②。
ベアラがPS(パケット)のみというのは、CS(回線交換)が使えないという事。
LTEのネットワーク構成 – @IT
http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/lte02/01.html
いわゆるCS呼には音声電話やテレビ電話、パケットじゃないほうの64kデータ通信などが該当する。
でもLTE端末にも電話機能あるよね?という事で実験。
S2LTEで音声発信すると、13(NETWORK_TYPE_LTE)から、8(NETWORK_TYPE_HSDPA)に変化し、3(NETWORK_TYPE_UMTS)をうろうろしていた。
通話中になると3(NETWORK_TYPE_UMTS)で固定。
なぜHSDPAじゃないのかは不明。
通話切断すると8(NETWORK_TYPE_HSDPA)になる。
そのまましばらくすると13(NETWORK_TYPE_LTE)に戻る。
CS呼制御を行う時だけ、一旦LTEネットワークを離脱し、3G網に移ってCS通信を行っている。これがCSFB(CSフォールバック)という仕組み。
LTEと3G回線交換サービスを実現するCS Fallback機能 – docomo (PDF)
http://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/corporate/technology/rd/technical_journal/bn/vol17_3/vol17_3_015jp.pdf
ちなみに通話中にHSDPAではなく、UMTSに落ちるのは今までGalaxy系の特徴かと思ってたんだけど、optimasLTEでも同様だった。
LTEではないGalaxy Nexusでも同様だったけど、Xperia系ではならない。
UMTSだと恐らく384kしか出て無い為、通信がかなり遅い。通話しながらPS通信をどれだけ使うかといわれると疑問では有るけど。
LTEのパケットベアラのみで通話できるまで、このCSFBの仕組みを使うという事なのかな。
VoLTE(Voice over LTE)といわれるこの技術、ベライゾンが完成早そうな感じなのか。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110215/357182/
あとNETWORK_TYPE_HSPAやNETWORK_TYPE_HSPAPを見てみたい。
Softbankのultra speedってサービスにHSPA+の表記があるけど、NETWORK_TYPE_HSPAPになるのだろうか。だれか持ってないかなぁ。